余白を読む。

気になることを、なんとなく書いています

マーケティングオートメーションはただの道具にすぎない

マーケティングオートメーション(以下MA)は”ただの道具”にしかすぎません。
MAを導入することで、売上に繋がるかというと、その可能性は低いです。

サイトへの流入数やコンテンツの数、資料ダウンロードやメールマガジン
コンテンツ制作など、ほかの要素も関連してくるためです。

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導入時のおける失敗

一番多い失敗は、”とりあえず導入する”です。
導入する決断と実行して修正を行うという方向性はいいのですが、
導入する前に決めなければいけない部分も決めていないことが問題です。

そこまで細かい必要はないですが、要件定義とペルソナ、カスタマージャーニー、
役割分担は必須になります。

また営業に渡す基準など、出口もしっかりと考えておかなければいけません。
主導はマーケティングや経営戦略などになることが多いですが、営業が受注を決めなければ、
売上に繋がることは決してありません。

既存コンテンツを活用するにしても、出口にかけてのプロセスをしっかりと
考えておかなければ、全く効果が出ず、コストだけ膨らみます。

運用時における失敗

数か月MAを運用してくると起こる問題として、メールのコンテンツ制作があります。
メールマガジンの制作に時間を追われ、シナリオメールなどの制作する時間がなく、
育成が出来ていない、という状況になります。

配信数を減らして、時間を確保してもペルソナやカスタマージャーニーを理解していないと
シナリオメールを作成することは難しく、メールマガジン配信ツールと化すケースです。

これを避けるためには、マーケティング担当者も営業視点を持つ必要があります。
どのような遷移が受注の確度が高く、そのキーとなるアクティビティはどれなのかを
理解することでそこに向かってシナリオを作成することができます。

MAはただの道具にしかすぎません。
ですが目的を見失わず、目的達成ための手段としてMAを活用すれば
効果的にMAを活用することができます。

まずは現状をしっかり分析して、ボトルネックがどこにあるのかを
見つけてみるところからスタートしてみてはいかがでしょうか。